2015-05-05
エヘヘ。無理だと思っていたら見れてしまいました。
押井守監督最新作。
タイトル通り、次世代のパトレイバーなので、前世代の作品の演出を踏襲しつつ、新たな作品を作り上げてくれました。バカみたいに見ているマニアとしては、モノローグ、構図、台詞が、かなりかぶっていて最初は「ん？」でしたが、見てるとそれはそれでアリだなと。そのうち、それが楽しくなってくるんですから変なモンです。筧さん大活躍。もう彼の独壇場ですね。ちょっと間の抜けた感じの芝居が、前任者の後藤隊長を彷彿とさせるんですよ。後藤隊長は超えられない壁みたいなものですから。筧さんも分かっているはず。そこをそつなくこなす彼はさすがです。さて作品ですが、視覚効果をふんだんに使い、リアルさを追求してます。小道具にもこだわりがあって、全体的に安っぽさがないんですよね。製作費が巨額なのも納得。一つ、残念だったこと。前作の肝だった「正義の戦争」と「不正義の平和」。今日の社会事情に追いつかなかったのか、あまり触れられず。
