とんかつ

エル・トポのとんかつのレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
3.1
あまり肌に合わなかった。

ん?からの笑っちゃうシーンが多くて、そこは好きなポイント。
少年の意図せず自死シーンが特に好き。
笑っていいのか……?と思いながらも、リズム感に思わず笑っちゃう。

ただ、暴力とか集団行動とか、心理が謎すぎてついていけない。理解したいとも思わない。
人間も動物もぐちゃぐちゃになってるんだけれど、そんなのあると思ってなくて、見たくなかったな。

画の色が割とずっと明るくて、悪い意味で酔いそうだった。
あと音も変。全部が変。

不快指数MAX。
でも気持ちよくなりたいという理由だけで映画を見ている訳では無いのでスコアは3点代には収まるかなという。うーん。


ただ、めっっちゃくちゃ好きなセリフがある。
2回目の決闘相手の人が、独り言のようにしゃべり続けるあのシーン。
「ひとりよりふたり、ふたりよりひとり」
このシーンだけ何度も見たいくらい好き。


映像で語る情報が多すぎる。
駿さんかよ。っとツッコミたくなるくらい。
表現の仕方が70年の映画とは思えない。だから、映像にはすごく引き込まれた。


ホドロフスキー作品は初だった。
この次にホーリーマウンテンに挑戦してみたけれど、どでかい🐸さんでもうアウトだった。
こちらの方が個人的にまだ見やすいかなぁ。
ホドロフスキー作品、私には合わないのかもしれない。
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