なかなか見応えのある一種のテロ・ドラマ(双葉十三郎先生の造語)です。
3人の脱獄犯が米軍のミサイル基地を乗っ取り、米国政府に、ベトナム戦争での米軍の非道行為を発表しろと要求する。
全編緊張の連続。
たびたび使われる画面分割が効果をあげ、臨場感が盛り上がる。
刻々と進む時間、一向にまとまらない意見、
この辺りも見事です。
いよいよミサイルが発射されるシーンの焦燥感、見せ場を心得ているオルドリッチ監督だ。
バート・ランカスターの冷酷さもいい。
衝撃的なのはラスト。
核戦争でむちゃくちゃになるのではなく、それより怖い展開。
アメリカというと、大統領が絶対だと思っていたが・・・