がちゃん

合衆国最後の日のがちゃんのレビュー・感想・評価

合衆国最後の日(1977年製作の映画)
3.9
なかなか見応えのある一種のテロ・ドラマ(双葉十三郎先生の造語)です。
3人の脱獄犯が米軍のミサイル基地を乗っ取り、米国政府に、ベトナム戦争での米軍の非道行為を発表しろと要求する。

全編緊張の連続。
たびたび使われる画面分割が効果をあげ、臨場感が盛り上がる。

刻々と進む時間、一向にまとまらない意見、
この辺りも見事です。

いよいよミサイルが発射されるシーンの焦燥感、見せ場を心得ているオルドリッチ監督だ。

バート・ランカスターの冷酷さもいい。

衝撃的なのはラスト。
核戦争でむちゃくちゃになるのではなく、それより怖い展開。
アメリカというと、大統領が絶対だと思っていたが・・・
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