はりねずミン

シン・ゴジラのはりねずミンのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
3.5
子供の頃よりゴジラ大好きっ子でした。ただ、国産ゴジラを映画館で見に行くつもりは当初は全くありませんでした。
しかし、案外周りの評判宜しく、今回視聴する事にしました!

結論としては、<面白くはなかったが、頑張っていた。>かな。
初期ゴジラの登場シーンなんかは、生物感がないのに生物感がある(何言ってんだろ^^;)異様な感じに変な恐怖を感じすごく良かったと思います。
ヘリコプターからの攻撃シーンなんかは今までの日本映画ではなかった臨場感を味わえました。

ただ、人間ドラマが個人的にはイマイチだったなぁ。もちろん官邸メインでも全然いいんですが、市民描写がほぼ序盤しかなかったので、
どこか他人事のようなというか、一市民としての恐怖は感じられなかったです。
ゴジラの攻撃の仕方も最初は「すごい、こういう表現もありだな!」と思ったのですが、その後の”あれ”はいくらなんでもやり過ぎかな。

あと、臭すぎる台詞のオンパレードも、アニメではOKでも、ドラマでは違和感感じます。
ただ、伊福部昭の音楽は、本当に最高ですね!在来線の例のシーンから流れる昭和感丸出しのマーチなんかは痺れます!
(作戦自体はもうご都合主義のオンパレードで・・・なんですが、マーチが全部打ち消してくれます。)
劇場も、エンドクレジットで立ち上がる人はほぼ皆無でした。なんせ伊福部昭祭りのエンドクレジットですからね。幸せになれます。

やっぱり昭和の街を壊すゴジラが一番しっくりくるなぁ。
揺れる瓦からのゴジラのショットなんかホント良かった。純日本にゴジラは映える!昭和設定で撮ってくれないかな。
片桐はいりの登場シーンでは、あまちゃんを思い出しなんだかほのぼのしました。