ろく

パルコ フィクションのろくのレビュー・感想・評価

パルコ フィクション(2002年製作の映画)
3.0
パルプではない。あの「パルコ」。そう、津田沼パルコの「パルコ」なんだ。この映画はパルコのステマ(タイアップと言ってやらない)にして「どうだ、パルコは自由だろ」という実にとり・みき的な作品なんだよ。

監督はあの矢口史靖。そう、「秘密の花園」とかで鮮烈レビューを飾り(その前に自主映画「裸足のピクニック」があるが)、「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」で不動の地位を築いた(はず)。なのに最近はとんとヒット作に恵まれず、3流監督に成り下がったあの矢口である。


あああ、すいません、矢口大好きなんだよー。もう「裸足のピクニック」から「秘密の花園」「アドレナリンドライブ」といっつも追っかけていたの。でも最近はどうもなぁという感じはしていたし、それは「ダンス・ウィズ・ミー」で最高潮になってしまったあの矢口ですよ。すいません、だからこんな映画もみちゃうからね。

パルコのステマが5作品。オムニバス形式ですよ。どれも「なんとなく」好きだけど、矢口好きでない人にとっては「時間の無駄だろ」って思わせる展開。ぬるい日本映画が見たい人だけが見る映画かも。

パルコ誕生★★★
しょっぱなからこの出来かよ。まあオープニングだから許してやるか。

入社試験★★★★
結構好き。看板から首だして困った感じが最後笑う。

はるこ★★★★
好き。子供の投げられ方が半端ない。

バーゲン★★
適当にみてしまった。コメディとしても弱い

見上げてごらん★★★
荒川良々は昔も今も変わらないなぁ。最後も好き。

というわけでそんな作品です。矢口好き、あるいはパルコ押しでなかったら見る価値ないかもしれないけど、矢口の映画はとりあえず見る人か、パルコに毎日買い物に行く人だけは見るべきです(実は3話目と5話目は矢口が監督してないという罠)。
ろく

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