FREDDY

ミッシング55のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング55(2011年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

越坂康史が監督、早乙女ルイが主演を務めたシチュエーション・スリラーである本作は、拉致・監禁した女子高生を暴力や虐待による"再教育"で「商品」にすることを目的とした、人身売買組織が運営する謎の"学校"の奴隷として囚われの身となっている少女たちの解放と、組織が所有している極秘データを奪取すべく自ら"学校"に潜入し、生徒番号・55番として過酷な学園生活を送ることとなった秘密組織「オネスティ」のスパイ・京子が、ともに過酷な学園生活を過ごしていた結花・由真・唯の協力を得ながら"学校"からの脱獄に奔走していく様や、京子が秘密組織に加入し学校に潜入するまでの過程が描かれた作品となっているのだが、今作は宇佐野瞳が主演を務めた「ミッシング44」シリーズの続編となっていて、拉致・監禁された少女を救うべく学校に潜入した秘密組織のスパイの視点から物語が紡がれるので前作で得られなかった情報が映し出されますし、少女たちがただ単純に調教を受けるのではなく、脱出に向けて組織に挑んでいく構図となっているので展開は多少気になるものではありました。キャスト陣の演技も前シリーズと比べれば最後まで見られるものとなっていますし、評価こそは低いが暇つぶしにはなりました。ただ、結末こそは悪くはないが教科書通りの展開を見せますし、登場人物らのキャラクター設定を把握した時点で展開が読めてしまう点は否めないですね。校長が留守にしていることで堕落した組織に関しても何がしたいのかいまいち理解できませんし、"再教育"というものが影を潜め調教シーンの意味合いが変わってしまった点も気になるところ。
FREDDY

FREDDY