bowcat

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲のbowcatのレビュー・感想・評価

4.3
ハンガリーのブタペスト
雑種の犬を飼うには税を払う
でなければ処分という法が…

リリとハーゲン🦮は
母親が留守の間
別れた父親の所へ行くことに
しかし父親は犬を煩わしく思い
道端でクルマから降ろしてしまう
クルマを追いかけるハーゲン🦮

行くあてのなくなったハーゲンは
街中で野犬の群れと出会う
そこにも行政の野犬狩りが
逃げ切ったハーゲンだったが
今度は闘犬のブローカーに捕まり…

🦮🐕‍🦺🐕🚲🏃‍♀️🎺🚐💵🐕🐕‍🦺🦮

雑種だと何が悪いのか?
リリも血統書付きのお嬢さんではない

ハーゲンは闘犬ブローカーに
闘う本能をこっ酷く訓練させられ

音楽教師は反抗的なリリに
居残らせマンツーマンで練習させ

闘犬という未知の経験をするハーゲン
リリはクラブで酒と爆音に溺れ警察沙汰

何故かリンクするリリとハーゲン
そぅ描いてるのかな…

そしてラストの恐るべき展開
ヒッチコック『鳥』??

犬たちの言葉のない訴え
犬好きと宣う世の方々に
感じてもらいたいですね
可愛いだけじゃない
生きものとしての犬たち

ハーゲン🦮は全部、覚えてる
辛かったことも
楽しかったことも

ハーゲンに寄り添うリリ
奇跡は起こりうる
言葉じゃないんだね

同じ目線の高さになれるリリ
そう、人以外を見下してはダメ
bowcat

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