このレビューはネタバレを含みます
こうなればよかった最強わんわん物語。
(でも犬はだれもしなないで…………)
コントロールできないものに対する剥き出しの恐怖と攻撃性。
ハーゲンの覚醒が些か唐突なのは気になるけど、こんな画が撮れている、それだけであとのことはどうでもよくなる。
直接的に犬(家畜)の尊重を要請する物語である一方、かなりの演技が付与されたことにより犬演ずる人間社会の物語にもされており、その統制が犬・人間間における権力勾配に依存するものであるのは皮肉か。
楽器の直入れとアスファルトにガチャン!て置くのがいちばんこわかった。