爆裂BOX

パジャマ・パーティー・マサカー/血の春休みの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

3.2
春休みを迎え、山小屋を借りてパジャマパーティーを開催した女子学生達。女性だけの解放感からかハチャメチャに盛り上がるパーティーに殺人鬼が乱入し…というストーリー。
ジャケットがモロに「スランバー・パーティー大虐殺」パクったスラッシャーホラーです。一応、影響というかオマージュとして作られたところはあるのかな?
春休みを迎えた女子学生達が山小屋で女だけのパジャマパーティーを開き、男連中は何とかそれに混ざろうと画策。そんな中、10年前にパジャマパーティーを開こうとした女子学生が殺された事件で、冤罪で逮捕されたピザ配達人が脱獄。山小屋の女子学生達に殺人鬼の影が忍び寄るという内容です。
冒頭、パンクな格好してる男友達二人と降霊術したりしてる女子が「女友達来るから帰って」と追い出そうとしていきなり殺されますが、殺した男二人はその後出てくることなかったな。ピザ配達人が冤罪に問われる切欠作りでしかなかったですね。
前半は女子学生達のパジャマパーティーとガールズトーク、エロ話に花咲かせる男子連中や、保安官と保安官補のやり取りなど会話多めで殺人が起きないので殆どの人が退屈すると思います。個人的には男連中のエロ話とか会話がアホすぎて割と楽しんで見れました。女の子達もまあかわいい子いるし、男達の妄想の中や男達挑発しようと半裸でプールに飛び込もうとして全員がオッパイサービスしてくれます。ただ、あくまで軽めのエロで直接的なエロ描写は無かったな。女子と男子がお互いに脅かそうとお面被って玄関で鉢合わせして両方ビックリするシーンはバカすぎて笑いました(笑)
登場人物の個性は薄めというか、キャラ立ってて印象に残る人はほぼいなかったですね。隣人の変態爺はあからさまに怪しい雰囲気出し始めてから妙にキモくて怖かったです。「ファンタズム」のレジー・バニスターが保安官役で、B級ホラーのセクシーアイドルだったリネア・クイグリーが保安官補役で出演しています。
後半になると一気呵成に次々と殺人鬼に殺されていきます。男子連中がアッサリ全滅したのは早すぎてビックリしました。女子たちも殺人鬼姿現してから残り時間も少ないからか凄い勢いで殺されていきます。殺人シーンは体に刃物が突き刺さって犠牲者が口から血を吐いたりするだけのアッサリ具合でゴア描写と呼ぶほどものものではないですね。か終わられた保安官補の死体は製作陣もよっぽど自信あったのか何回も顔アップされるので「もういいよ」となりました(笑)
終盤で明かされる殺人鬼の正体はかなり唐突でしたが、動機がゲスすぎてビックリでした。友達とか男子たちとばっちりも甚だしいな。ピザ配達人のスタンリーがひたすら可哀想でしたね。
決着はアッサリしてたけど、ラストのオチはちょっと笑った。似た者親子だったんだね(笑)
まぎれもないC級ホラーであまりオススメはしませんが、個人的にはそこそこ楽しめました。