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タイム・チェイサーのoden8のレビュー・感想・評価

タイム・チェイサー(2013年製作の映画)
2.1
今と現実を大切にする女性と。過去とロマンに囚われる男。

時間悪戯ものを観る機会が増えたけど、過去に戻りたがるのは男ばかりよね…。男ってやつは、現実を受け止めることができない生き物なのか?だったら可哀相過ぎるだろうに。今、そこにある幸せに満足できないなんて。自分のシッポを必死に追いかけるおバカなワンコの様に、手の届くことのないことばかり追いかけ続けるなんて。

この作品はタイムトラベルメインではなく。男の愚かさを描いた物語。タイムトラベルの面白さを多いに期待していたので、僕はめちゃくそガッカリだったよねん。
そう、何故なら僕も男であり。多くの同志の皆様方の様にめちゃくそ過去やロマンが大好きなのだよん。いつまでも夢見るガキんちょでいたいのさ。

とはいえ…。

幼き頃にレゴブロックで作っていた夢。それが現実になるとしたら。
感じるべきは、無重力の夢の大きさか。それとも現実の重みか。
大切な人を無下に扱う夢に、ロマンがあるとは思いたくない。そんなものは、ベッドの中だけで追いかけてくれよい。
大切なのは、今感じることのできる大切な人との時間であり。温もり。
失ったものを後悔しているなら。今あるものを失うようなことはしてはならないよね。

Cast(役者·キャラ) 2
Story(物語) 2
Architecture(構成) 2
Picture(画) 2
Acoustic (音) 2.5
23-149
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