桔梗F

呪(のろい)の桔梗Fのレビュー・感想・評価

呪(のろい)(2013年製作の映画)
3.1
ハロウィンの日、山梨国際大学に通う日系アメリカ人マイコ(ケイトリン)は、樹海で自.殺した母の霊を成仏せるため、 
サークル仲間4人と青木ヶ原の樹海へと向かう。 
頼りは、箱に残された1枚の樹木の写真。 

それをもとに母が亡くなった場所を探し始めるが、途中、謎の日本人ジン(ヒロ・カナガワ)と出会ってから、仲間が次々と霊の餌食になり、惨殺されていく…

自分ではそれなりな評価してますが、SyfyチャンネルのTVムービーなので、超低予算ホラー慣れしてないと轟沈します(^^; 

監督は「アイスピットオンユアグレイブ」のモンロー監督!!
しかし、エログロなしのJホラーか!?(゜ロ゜; 

と思いましたが、これがなかなかとんでもない映画でした…(゜ロ゜;ノ)ノ

確かに「リング」「呪怨」系のJホラーが土台ですが、DQNたちの死にっぷりがまさかのけっこうグロめで切断、串刺し、骨折骨むき出しなどそこそこきつめです( ;∀;)
Jホラー違う(苦笑)

Jホラーに「クライモリ」「プレアウィッチプロジェクト」「死霊のはらわた」など色々を混ぜたような(^^;

特筆すべきはオール?日本ロケ(青木ヶ原の樹海(苦笑))
空撮も交え、本気で作ってます(^o^)

また、セリフに「幽霊」「厄払い」「祟り」「施餓鬼」など日本の専門用語が多々飛び出します(^^)
日本の研究しすぎ!?( ;∀;)施餓鬼なんて日本人もめったに使わない日本語がひょいひょい出ます。 

他に、どうしても樹海で命を絶った産みの母の供養をハロウィンの日に行わねば成仏できない!、など無茶苦茶な設定です(*_*)

日本人(日系人)も複数登場し、劇中日本語も多々使われるので字幕苦手な方も安心(^^)

展開を簡単に言いますと、若者グループたち(都合7人)が山で次々とやられていくんですが、悪役が殺人鬼じゃなく幽霊で、しかも物理的に趣向を凝らして潰していきます。

さすがアイスピット…の監督さんです。

他に終盤まさかの衝撃展開や思いっきり誤解された日本描写(主に警察)など楽しみも盛りだくさん(笑)

シナリオはへっぽこですが、無茶苦茶な展開と設定にかなり楽しめました(^^)
ただ、お口あんぐり展開はコアなホラーファン以外にはまったくお勧めできません(^^;

でも、誤った日本観映画が好きな方は必見!! かも(^^;
桔梗F

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