ナマラマナ

マギーのナマラマナのネタバレレビュー・内容・結末

マギー(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

気持ち的に辛い映画でした。
シュワちゃんがアクションなしのシリアスな映画にでたのって初めてのような気がするんだけど。
どうだったかなー?
シュワちゃんは原因不明のゾンビ菌に侵された娘を隔離病棟へ入れず、娘がゾンビ化することをアクセプトすることができずにいる父親役です。
それもわかるよ。どこかでうちの子はそうならないって信じたいだろうし。
でもどんどん外見に変化がでてくる娘を見ながらも、やっぱりどうするか答えのでない父親。
なんとなく結末は途中でわかります。
ホラー映画に分類はしているものの、「ウォーキングデッド」と同じで、ホラー映画っていうよりはヒューマンドラマです。
最後には娘・マギーが可哀そうで可哀そうで。
最後の段階がきて、臭いに敏感になったら隔離しないといけないルールになっていて、完全にゾンビ化し食料を求めだしはじめることも知っているのに。
結局、一番苦しいのはマギーなのに、ただ何もせず留めておいたシュワちゃんなのに、何もしないんだよね。
私も自分の子供がそうなったら・・・最初はそうするかもだけど、やはり最後の時が来たら、ほかの人を襲ったりしないために病院へ連れていくと思うなー。
自分がその病気ならそうすることを望むもの。
自己を完全に失くす前に死を選ぶと思う。
マギーもそう。父親に最後を託したのに、シュワちゃんが逃げたために自分で・・・となってしまう。
マギーがほほにキスをし、寝たふりをしていた。そのあと、何が起きるかわかっていながら。
そこでその映画は終わるんだけど、一生引きずって生きていくんだろうなーって感じた。
なんだか後味の悪い映画となってしまいました。
父親の苦しみもわかるけどね。そういう意味ではシュワちゃん、いい演技をしたと思います。
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