あきっこ

マイ・プレシャス・リストのあきっこのレビュー・感想・評価

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)
3.7
ハーバード大を飛び級で卒業した天才キャリーは人と接することが苦手で、他者との交流をほとんど持たない生活を送っていた。見かねたセラピストから「幸せになるためのリスト」の作成を提案され、半信半疑ながらもリストの達成に挑戦していくことに。

頭脳・容姿・経済的基盤など色々恵まれている主人公に対してあまり共感はできなかったのが正直なところ笑。でも彼女を含めて登場人物全員どこか憎めない作品だった。
IQの高いキャリーは非合理的なものを嫌うけど、それでいて年相応かそれ以上にピュアな部分もある。結果、他者との付き合いにおいて必要以上の困難が生じてしまうけど、様々な価値観に触れることで少しずつ変化を見せていく。人は皆良い所も悪い所も併せ持つ存在で、そのことを肯定しているような、ある種人間賛歌のような雰囲気も感じた。

あと、キャリーのメイクもファッションもインテリアも全部可愛くて、ぼーっと画面を見てるだけでもそれなりの満足感がある。
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