竜平

ワイルド・ギャンブルの竜平のレビュー・感想・評価

ワイルド・ギャンブル(2015年製作の映画)
2.8
カジノで出会う二人のギャンブラー。一方は欲が少なくてなんだか強運、もう一方は依存体質で借金まみれ、生き方や考え方が正反対の二人がひょんなことから意気投合、というところから始まる話。

主演がベン・メンデルソーンとライアン・レイノルズ、で監督のアンナ・ボーデン&ライアン・フレックはMCUの『キャプテン・マーベル』の監督でもあったり。ってなキャストとスタッフに惹かれて鑑賞。簡単に言うと知り合って間もない二人のギャンブラーが一緒に旅へ出て、ギャンブルと共にこれまでの人生とか思い返したり、また現在の自分を見つめ直したりという内容。でまぁギャンブル的な映画って勝手にテンション高めなのばかりイメージしてたけど、今作はそうでなくわりと静かでのんびり。言うなれば平坦、わるく言うと、ちょい退屈。ロードムービーとヒューマンドラマの様相だけどイマイチ題材と混ざり合ってないかなーというのも感じたり。ギャンブル好き、というか中毒、依存症くらいの人にならそこに賭ける想いとか沼っちゃう感覚とか「うんうん、わかるぜ」ってなとこがあるのかもしれない。行き着くラストとかそこにあるメッセージ、解決しない部分などなど、言いたいことはわかるんだけどね、そこまでグッとこなかったなーというところ。

ライアン・レイノルズ好きとしては、彼がまだくすぶってる時代を見れるのもおもしろいかも。まともな役をまともに演じてるという感じ。今作に於いて俺の共感は完全にこっちの人物にあったかなと。勝つか負けるか不明瞭すぎる勝負はまーーしない、んだけど「人生のギャンブル」に於いては、勝負するべき瞬間もあるのかもねー、的な。

しれっとレビュー1300本目記念。
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