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沈黙の制裁のblacknessfallのレビュー・感想・評価

沈黙の制裁(2014年製作の映画)
2.8
おれとしたことが今年に入ってまだ1本もセガールを観てなかった。これはいかんと思い、慌てて去年のセガール生誕祭の時録画したままになってたこれを再生した。早く観ないとまた4月の生誕祭でいっぱい放映されるから間に合わなくなる。

最愛の女性を失って引退した傭兵のアレクサンダー(セガール)。
傭兵として後ろぐらい仕事で悪事に手を染めてきたせいで自暴自棄になり人間不信のセガール。

そんなセガールにウクライナで暗躍する武器商人のテロリストの抹殺の依頼が来る。ヤツはアメリカの武器を盗みテロ組織に流してる。
2014年の作品だから近年お馴染みになったヒゲデブなルックで相棒のチと敵地に乗り込む。
沈黙シリーズなんであっさり武器商人の館に潜入してサッサと片付ける。あまりにルーティンだがそれが心地好い笑

任務を終え相棒のチと行ったバーでトラブルに巻き込まれた女性ナディア(セクシーギャル)を助けるアレクサンダー。
ナディアはアレクサンダーが殺した武器商人が属する組織から追われている、そして組織のボスは今回の武器商人殺しを依頼主だと知る。ボスはCIA通じてナディアの返還をアレクサンダーに求める。
死ぬ前に何か1つ善行したいと思っていたアレクサンダーは彼女を組織から守るために戦う決意をする。
組織とCIAを敵に回すアレクサンダーの運命や如何に!?そしてCIAが隠蔽しようとするナディアが知ってしまった秘密とは何か!?

『沈黙』シリーズのニヒルでハードボイルドなバージョンのセガール。
AC/DCやジャーマン・メタルのRunning Wildのアルバムのような金太郎飴な出来でこれと言って特筆すべき点がない笑
最大の萌えポイントであるリベラル番長としてのポリティカル・ステートメントも今回はないし。

強いて言うと相棒の人がかなり動ける人で見せ場のアクションはほとんどこの人。
これも近年、より自分のアクションを省エネ化するためサブの人達をハードに使い倒すセガール・メソッドなんだけど、今作はそれにしても相棒のチがやたらと目立つ。
どっかで見たことあるなと思って調べたらチ役のバイロン・マンは『アイアン・フィスト』の悪役の一人だった。本格的なカンフーの人だったようで。
近年のセガールの映画で知ってる人が出てるのってけっこうレアかも笑

あと、この『沈黙の制裁』は『沈黙の処刑軍団』、『リターンド・ソルジャー正義執行人』と合わせて「アレクサンダー」三部作の1作目なんだって。何故『リターンド・ソルジャー~』だけ沈黙シリーズに入れないのか?『沈黙の正義執行人』でいいじゃんかよ🤣
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