ぱた

ピッチ・パーフェクト2のぱたのレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)
2.5
無印にあったような嘔吐描写はありません。(開口一番がこれ)

でもどうしよう、かなり対アジア人に限らず差別にしか目がいかなくなってしまって…。無印の方も自分の中で微妙な間が生まれるところがちょくちょくあったけど、そうか、あれは差別発言に対する『違和感』だったんだなぁ、と。

なのに!なのに!!歌が良い〜〜!!!!みんなの歌が良くってそれがすごく悔しい…!!「歌に罪はない…」と歯を食いしばりながらパフォーマンスに見入っていた。
しかもコペンハーゲンの世界大会にペンタトニックスご本人が出ていて「本物出すなやー!!ずるいだろー!!」となるなど…。(でもしっかり歓喜)

ベラのパフォーマンス、歴代メンバーを呼ぶのがルール上大丈夫なのか描写がなかったので疑問は残るものの、あれかなり上手い構成なのでは?と。呼ばれる側も後輩の力になれるならって思うしなかなか人脈増えそうな気配。良いシステムだなぁと羨ましく思ったり。ベラの伝統になるのかなぁ。
そしてベラのパフォーマンスに魅せられた会場の盛り上がりがなんともレベル違いで誰がどう見ても優勝じゃ〜ん、となる。パフォーマンスの時間帯が夜だったのも良かったよね。ラッキーにラッキーが重なってるなぁと思った。


新入生として入学した無印と違い、後輩が入ってきたシーズン2。
デモを聞いてもらったベッカとエミリーの今後が気になるところではあるしインターン先のその上司は色々大丈夫なのか?とか心配事は相変わらず多々あるのだけど、7年間ベラに捧げたクロエや将来に目を向けて動き出すベッカ、ベラ卒の母の言葉を信じつつ作曲に勤しむエミリー、二人の将来がとても気になる!!もちろん「今を生きる」と言っていたファット・エイミーの未来もね。でもお金は返そうね。

だがしかし!!
レディボーイやレズビアン、アジアへの敬意が感じられないのは許せないのでどうにかしてくれ!!というレビューの存在は残しておきたい。もしかしたら自分がまだ気づいていない人種差別・性差別、他にも誰かを傷つける差別行為があるんじゃないかとも思ってしまう。そんな作品でした。

ところで気づいたのですが、「(作品のストーリーは……だけど)曲は好き!」という方はサウンドトラックを聞くのも良いかもしれませんね…Spotifyにもしっかりありました。収録室でベッカがアレンジを加えたクリスマスのマッシュアップ曲♪Winter Wonderland/Here Comes Santa Clausもあります。かっこいい〜!!

次はついにラストステージ。
みます。
ぱた

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