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ストックホルム・ペンシルベニアのasaider0cdのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見てよかった

他のサイトレビューが一件、これはあまり見られてない映画なんじゃろうなと思って
全然乗り気ではなく見た

題材もどこかで見たような内容である(ルーム)

しかしこれは監禁後の話

そこには、優秀な学習と愛着について描かれていた
まさか監禁おじさんのほうがまともな教育しちゃうのだから、おそらくハーバードいけちゃうくらいの素養教育は行えていたのではないだろうか。この点も先日みた映画(隔離された自然界で英才教育する父の映画)とかぶっていてよかった。
そして、まさか実の母親が狂っていくとは予想だにもしなかった

個人的には、一番マトモだったのはダニー
あの母親なら、まともに教育してても反抗されて結局愛されもしなかっただろう

「愛」に飢えて、実際はダニーしか愛してくれていなかったのに
すべて失ったなんともお粗末な終わり方。

正解だったのは子供としてではなく、対等な人間関係、それこそ「絆」の形成だったのだろうと思う。それが母親の中で止まってしまった。事件の一番の被害者だったのだろうと思う。

全体として、映像作品としてのカメラワークもシナリオテンポも抜群に見やすい。
1時間40分というのも、あと少し見たいと思わせる密度である。
キャストも比較的豪華である。
そして最後のオチも納得の流れで、「おお」となった。

見てよかった。
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