お茶漬け

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのお茶漬けのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー惜しい!残念な作品ですね〜
後半の戦闘描写とかなかなかよかったりして多少盛り上がるんですがそこまでがすごい退屈です。

大まかなストーリーと結末が最初から分かってる題材なのに腕の無い監督が作るとこんな駄作になるのか…
こんなの誰が作っても成功出来た話をなんでちゃんと作れないんですかね
ローグワン中隊は全滅するのは分かりきってることなんだからなんで前半で主要キャラの人物像を描かなかったのか…
そこをちゃんとすれば後半に次々と死んでいく場面が心に突き刺さっていくのに…
映画で登場人物に悲劇が起きた時に心を震わされるには絶対に必要な事があります。
それはその登場人物を観ている人がよく知っている状態じゃなきゃなりません。
この作品は主要キャラの人物像をちょっとしたセリフでの説明などで文字通り説明するだけで演技や演出での描きが皆無であって後半に次々と死んでいってもよく知らない人が死んでいってるだけ、
本当にただ死んでいってるだけ

チアルートやベイズが死ぬ所なんかその前の戦闘を見るかぎりその程度の人数のトルーパーなんか余裕で倒せるのにわざわざ死ににいくという間抜けな描写がありこれをまともな映画をよく観る人は違和感しか覚えないです。
チアルートが歩いてスイッチまで行くのはよしとしてもベイズが叫んでるだけで一切援護しないとかあまりにも幼稚な描写
ここで死なすなら帝国軍の重要施設なんですから次々と輸送機でトルーパーが100人以上押し寄せてきて、それでもなお戦線を維持しようとチアルートとベイズが戦いそこでフォースを信じスイッチの所まで行きあえなくチアルート絶命、ベイズはチアルートを見届けた後も1人で奮闘するがブラスターを本作のように何発も受けながら満身創痍になり大人数のトルーパーに囲まれながらもチアルートを見つめた後に引きの絵で囲まれたトルーパーからブラスターを一斉に撃たれ絶命ぐらいのpg13なりのハードな描写しないとダメだろぉぉおお!!
他にもジンに至っては反乱軍に親を殺されたも同然なのにそれに関与してたキャプテンアンドーをそのすぐ後に心から信用して最後には抱き合って終わるとか噴飯物。いつからそんな仲良くなったの?
反乱軍の基地で父親を爆撃する指示したやつがいるのに何も言わないジンなどデススターの設計図を盗む作戦を展開するジンの1番の動機である父親に関しての描写もこの様
その程度の父親への愛かよ
ジンの父親からのメッセージを伝えにきた帝国軍輸送機パイロットのボーディーもなんでローグワンの仲間になったのか命をかけてデススターの設計図を盗む作戦になんでわざわざ参加したのか人物像を描いてないからほんとに理解に苦しむ
ボーディーに初めて会った時にあの脱出する際になんで彼に操縦させなかったの!?
最初はアンドーが操縦するが逃げ切れない!!ボーディーは後ろから右だ!左だ!とつい指示をし我慢できず操縦を代わってくれ!と言い操縦しながら次第に記憶が戻ってきて脱出する。
っていう描写でいいじゃねーか!
ボーディーがすごい薄っぺらい人物で本当に残念。もっとテンションが高くてユニークな三枚目キャラでいいじゃねーか!
その方が敵の高官、トルーパーを輸送機に招き入れる際に冗談言いながらとか通信ケーブルを引っ張る際に引っかかっちゃったトコも良くなるし(今の描写だと隠キャがドジしてるだけ)そんなお調子者も最後は大義を果たし死んで行くという悲哀が泣かせるのにこんなペラペラなキャラ立ちじゃ全然物足りない。
k2soに至っては敵を見ないでブラスターを撃てるのに不意打ちを食らうとかただここで退場させる為だけのずさんな描写。
なんでジェダにいた同型のドロイドはジンの放ったブラスターで一撃なのにk2soはあんなに丈夫なのか、、、
もう僕の大嫌いなこの描写したいが為の演出だらけで本当にヘドが出る
あといい加減やめようーよ、幼少の頃から戦闘訓練を受けてるトルーパーのブラスターが近距離で全然当たらないとか物陰に隠れないでダバダバ走りながらブラスター撃つとか今回はスピンオフでpg13なんだから多少やってるけどもっとミリタリー感を出してもいいじゃん。反乱軍や戦闘のプロ達が重要キャラなんだからデススターの設計図盗みに出撃する時とか色々なブラスターを用意したり弾を込めてコッキングしたりここでロケットランチャーを見せておいたりしておけばもっとATATに撃つ時盛り上がるだろ
こういうケイパー物や潜入物は作戦の準備するところが大切だろ!そしてその作戦が成功した時にカタルシスが生まれるんだろ!
なに今回の行き当たりばったりの作戦(笑)いや作戦とは呼べないよ、これは
1番の最初の輸送機のコードが変わってたらもうそこでこの作戦は失敗おじゃんってヤバくないですか!?スターウォーズ正史のご都合主義な展開をスピンオフでもやるなよ!

とまぁね、書いてたら段々文章が荒ぶってきてしまいましたが。
今回はローグワン中隊がデススターの設計図を盗んでみんな死ぬと最初から決まってる話なんだから主要キャラの人物像を丁寧に描いて後半のハードに死んで行く。
これだけを描いていればよかった作品なのにこんな携帯小説の映画化ばりの人の死に方で泣けるわけがない。これで泣けるならもっと映画を知ってください。これ以上にもっともっと泣ける映画はゴマンとあります。
あと最後の最後のレイアの笑顔はないです。ローグワン中隊の戦いや最後を見た観客に笑顔でこれは希望よと言うとこを観せるとか意味がわからない。
もっとローグワン中隊に敬意を払って真剣な顔でこれは希望よと言えよ!
ただ単にあのうるさいオールドファンに向けての演出とここまで映像技術来たぜ!っていうものでしかないでしょう!
あんな笑顔を見せてep4でこれを手に入れるまでには多大な犠牲を払いましたとかいい加減にしてくれ。

というように色々残念な作品でした。まだまだ書きたいたいことはありますがこのままでは134分の超大作になってしまうのでここまでにしておきます。
ドニーイェンが出てたのでなんとか見れました。