こく

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのこくのレビュー・感想・評価

4.9
スピンオフが本編に肉薄したというか、少し超えてしまった部分もある。凄い映画です。時空的には『エピソード3.9999999』くらいという設定も絶妙。

『エピソード4』で勝利を呼び込む設計図入手のために、死んでゆく無数の人々。主人公たち=ローグ・ワンももちろん全滅する。『SW』世界の歴史を知っているからこそ、切ない。

皆、フォースを持たないが、フォースを信じている。そして次作のルークへと希望が繋がれていく。希望と切なさがラストには怒涛のごとく押し寄せてきました。単なる人間関係でなく、市井の名もなき人々の思いの積み重ねで泣けます。

レイア姫、ダースベイダーの出演も嬉しいし、オビワン・ケノービも台詞で存在を匂わせ。観て損はないスピンオフです。ダースベイダー、カッコいいという人も多いけど、やっぱり『エピソード3』から、やばい大量殺戮者という印象です。
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