えりみ

AMY エイミーのえりみのレビュー・感想・評価

AMY エイミー(2015年製作の映画)
3.0
WOWOWでミュージシャンモノ色々放送してたので3本続けてみた、これが最後。
こちらは2011年に27クラブの仲間入り(死んだってことね)したエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー。
さすがに彼女は知ってる、Rehabのヒットからやけど。
好き♪

2016年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞作品。
まだみてないけどアイルトン・セナのドキュメンタリーの監督がコレ作ったのか。
ん?
次はマラドーナのドキュメンタリーやるの⁉
なんか怪しなってきたなこの人。

劇場公開していた時、
観に行くの躊躇した気持ちは家でみても変わらず。
元々ドキュメンタリーを好んでみないのもあるけど、
この映画で使われる素材の多くが
作品の為に撮り下ろされたものではなく、
友人や身内が撮ったプライベート映像で構成されてるのが理由。

21世紀ともなると
誰もが気軽に映像を撮れるようになったってのもあるけど、
これだけ撮り溜めた彼らの頭ン中に
「この映像、いつかごっつい値打ちつくんちゃうやろか」
て気持ちは無かったか?と。

死の間際まで彼女に寄り添おうとしてた幼馴染が
子供時代の写真を提供した事まで
穿った見方をするのは嫌やけど。

み終わった後は、
死してなおエイミーワインハウスの名前で金を稼ごうとする連中に加担したようで
気分が悪かった、そういう意味合いのスコア。

離婚して家出て行ったはずの父親
ミッチワインハウスや
ブレイクフィールダーシヴィルに
ナンボ金がいくのか知らんし
バッシングを受けるデメリットもあるとは思うけど。

エイミー・ワインハウス。
いかにもイギリス北部のユダヤ人の女、
肉体は若いが魂は老いている。
アルコール依存の前に摂食障害を患っていたが周りはケアせず。
ほんま勢いだけで入れたような落書きみたいな沢山のtattoo。
有名になりたくない、
音楽がやりたいだけ。
実体験しか歌えない彼女が
「リハビリ施設なんかに行きたくない」
「彼があの女とよりを戻したからまたヘロイン中毒に戻るわ」
て歌ってるのに、
中身も知らずエエ曲やわぁ~♪いうてた自分も脳天気の馬鹿者。
こうやってみるとテイラー・スウィフトって凄いなと。

トニー・ベネットがいうからこそ深い台詞。
ージャズ 歌手は 5万人の観客の前では歌いたくないものさ。
ー彼女が生きていたら言いたい。
「生き急ぐな、生き方は人生から学べ」
えりみ

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