きりん

マスクのきりんのレビュー・感想・評価

マスク(1984年製作の映画)
4.5
再び東京のコロナ感染者数が増えてきました。不安は拭えずしかし経済も回さないと行けないジレンマ。マスク必須でいつになったら手放せるのやら。。そこでマスクと言えばジム・キャリーのマスクを思い出す人も多いはず。しかし私の場合こっち→『マスク』(1984)であります。

頭蓋骨形成異常(ライオン病)と呼ばれる奇病を患ったロッキーの16年という短い生涯を描いた実話ヒューマンドラマ。2200万人に一人の割合で発症すると言われている。

このあらすじで『エレファント・マン』や『ワンダー 君は太陽』を思い出す人もいるかと思います。

発症後、余命数ヶ月と言われながらも強く懸命に10数年生きたロッキー。何より愛があふれまくってる母親役シェールが素晴らしい。全く同情などせず普通に育てる。
転校先の学校で心無い言葉を言われた後の
「見たことないの宇宙人?」って一蹴するのがカッコイイ!

差別やいじめにあいながらも冗談でかわすユーモアと力強さ、聡明さも持っており前向きに生きる姿に感動する。
またサマーキャンプで盲目のダイアナ(ローラ・ダーン)との淡い恋も可愛くて切ない。
色やふわふわを教えるシーンが印象的でキスシーンは最も美しいのではと思うほど。

ラストシーンで3年分ぐらいの涙がでた😭
短い生涯を懸命に生きたロッキーをみてほしい。
きりん

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