ぴろぴろ

たかが世界の終わりのぴろぴろのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.7
濃かったぁ。
濃い会話と顔。
たかが世界の終わり。
されど…
家族ほど愛しくて 鬱陶しいものは無い。 上手く回らなくても、気持ちが無いワケじゃないし。
たとえ家族の誰かがこの世を去ったって、家族は続くよ どこまでも…
自分は あんな風には達観できないけど、12年という歳月が、集合ではあっても、各々が個であることを際立たせて、埋められない溝も出来てしまった。

この空気感、登場人物のキャラの何処かに共感出来たり、家族故の気不味さに頷けたり。 全ては壁の中での出来事で、他人には良く見えていたりするかもしれないんだけど。
その話をしようとすると絶妙なタイミングで逸らされる。 同じ物を食べて生きて来た家族だから、本能的に察してしまうのかな。
血縁関係が無い兄嫁だけが1番まともに見えた、無いようで有る、ある様で無い、ある家族の物語。
ぴろぴろ

ぴろぴろ