theocats

マルガリータで乾杯を!のtheocatsのネタバレレビュー・内容・結末

マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ
身障者女子の同性愛及び異性愛模様の描写

車いすに乗り腕の力も弱く言葉も明瞭には発音できないがNY大学に留学できるほどには頭脳明晰なインド人女子が主役。

インド地元大学で失恋したという驚くべき理由でNYの大学へ編入。
そこで知り合ったパキスタンバングラディシュハーフの盲目女子となぜか同性愛関係になりつつ、白人男子とも深い恋仲になるというかなり奔放な性嗜好。

インド里帰りにレズ友達も同行。その関係を母親に告白し軽蔑され、それに懲りずレズ友達に男とセックスしたことも告白し激怒される。
到底受け入れられない告白を娘にされたからというわけではないが、母親の末期がんが判明し程なく死去。

その悲しみが癒えた頃、ヒロインはアイデンティティが確立したようで明るくはしゃぐ姿でエンドとなる。


以上のような文字で起こすとそれなりのストーリーにはなっているが、映像を見た印象はテーマが茫洋としていてにわかには理解しがたく受容を拒否したくなるような内容でもあった。
それは身障者ヒロインが単なる思慮を欠いた尻軽女にしか見えなかったというのが大きいかな。そりゃお母さんもレズ友達も怒るわ、とそっちに同情した位。

視聴中もしかし女性監督では?と思っていたが、見た後に調べたらやはりそう。
もしかしたら身障者ヒロインにインドの封建的因習からの性の解放を投影したのかもしれない。

何れにしろ気分が良くなるという類の作品ではなかったけれど、女性はまた違った感想を持つことだろう。

1.8の二つ星
002101
theocats

theocats