カミワザ

ゼイラム2のカミワザのレビュー・感想・評価

ゼイラム2(1994年製作の映画)
3.8
やっと観れた続編。

今作はイリアとの訓練用に開発した支援用戦闘ロボットに、前作の凶悪な生体兵器「ゼイラム」を内蔵するといった、もう、それやっちゃダメでしょって導入から始まる。
案の定、戦闘ロボットは暴走しゼイラムとして再び覚醒、というお約束のB級展開・・・でもいいんです、これで森山裕子さんのアクションが楽しめるので。

序盤登場するイリアを襲うバウンティハンターは、自作コスチュームで出演したファンたちによるエキストラ。
作品ファンが参加する自主制作的な作りは、当時では出せない迫力があった。一瞬で退場しちゃうけど・・・

そしてゼイラムとの対峙で華麗なアクションを披露するイリア(森山裕子)の脇では、鉄平と神谷が相変わらずのドタバタ劇を繰り広げるチグハグ感。
そんな二人にも常にクールに対応するイリアに痺れるんです。
ゼイラム自身は前作からアクションの変化が乏しかったのはちょっと残念かも。(キモさも前作並)

太鼓とヴァイオリンの和洋楽器が重ねる音楽は相変わらず格好良く、この音楽が、こんなB級の本作の評価を底上できるポイントでもあります。
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