映画の設定と構築される世界観。それらの見せ方、語り方がとても面白くて上手い。
近年、ヨルゴス・ランティモス監督が注目されているのがよく分かります。
本作の良い所は映画を観てここが面白かった。それが分かりやすいんです。それぐらい監督の我を通してる作品だと思います。こういう映画がやっぱり観たいです。
やっぱりパートナーがいないと動物に変えられてしまうという設定が素晴らしいですね。
お一人様が悪の世界観が面白くもなるし、ホラーにもなる。観ている人の感情で受け取り方も左右されると思います。
僕は面白かったです。
内容はうっすら知っていたんで、すんなりストーリーに入り込みましたが、全くの無知で映画を観てみたかった気もします。ストーリーがどこに向かうのか？何が繰り広げられているのか？手探りで観てみるのも楽しいと思います。
パートナーを見つける為にホテルに45日間隔離されるんですが、狩りをしなくてはいけないんです。
狩りの獲物は独り身で生きる人間なんです。
その人間を麻酔術で撃って捕獲すると一人につき一日の猶予が与えられるんです。捕獲すればするほどホテルに居続けられる。正直、最初はこれいるか？って思ったんですけど、その後の展開を観るとなるほどなぁと思いました。
約2時間の映画で場面を大きく言えば三つに分けてストーリーが作られています。そこでそれぞれのエピソードが面白く描かれているから飽きも来ない。
やっぱりラストは秀逸でした。
僕は多分、ある北野映画を思い浮かべました。あれに似てるし、北野武監督の映画の解説とかも観ていたんじゃないですかね🤔
【ヒントは深キョンです】
キャストも豪華でした。
企画、脚本の段階で如何に面白いかが伝わります。
企画、脚本が面白いから、これだけのキャストが集まったんだと思います。
ヨルゴス・ランティモス監督の新作も楽しみですね！
お見事でした！
