貧家ピー

この世界の片隅にの貧家ピーのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.5
映画館。戦争という不条理な状況下、大切な人を亡くしても、人々の生活は続いていく。怒ることのないすずが、玉音放送を聞いて、左手も両足も残っていると激高するシーンに感情を動かされた。兄や晴美や右手を失ったのは何のためだったのかと。
人口減少で日本の将来性に悲観的になっているが、このクオリティの映画を作ることができること、クラウンドファンディングからここまで人気が出たこと、この国もまだまだ捨てたもんじゃないと感じた。
貧家ピー

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