つっつー

この世界の片隅にのつっつーのネタバレレビュー・内容・結末

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

観る人の心の豊かさが反映される映画だと思う。日常から幸せをどれほど感じているかという意味での心の豊かさ。テーマとしてあるのは日常の幸せであり、その再認識と受け取った。それを知ってる人、体感してる人ほどすず達に自分を重ねることができ、戦争が激化して日常が戦争に侵食されていく様はまさに、悲しくてやりきれない。
そういうことを踏まえての感想は、自分はあまりにも観るのが早すぎたなと。幸せだった頃のすず達の日常が眩しすぎて、身近でありふれたものとして描かれているはずの日常が、すごく遠くの他人事のようにしか観れなかった。登場人物の生きた動作や時限爆弾の描写など、アニメーションは楽しめた。20年、30年後に観たらもっと感動できるようになっていたいなぁ。