このレビューはネタバレを含みます
陸上部のシーヘルは選抜メンバーとしてチームでリレーに出場することに。そこで彼はマークに出逢うのだった。二人の関係性の変化が描かれた青春物語。
のどかな雰囲気の中で描かれる彼らの青春風景が実に叙情的で素敵でした。
「僕はゲイじゃない。」
自分のセクシュアリティに戸惑う時期の揺らぎがうまく描かれていだと思います。悩んだ上で自分を受け入れる勇気も素敵でした。
また、彼らのやりとりを見ていると、相手を傷つけながら学んでいく若き日の恋愛のようで、とてもノスタルジックな気持ちにもさせられました。シーヘルもちゃんと「ごめんね」が言えたようで微笑ましかったです。あのエンドロールは良いですね。
穏やかな空気感と、二人のやり取りの青さが素敵な作品です☺︎