叡福寺清子

テレーズ 情欲に溺れての叡福寺清子のレビュー・感想・評価

テレーズ 情欲に溺れて(2013年製作の映画)
3.0
エリザベス・オルセンさんの一瞬だけ垣間見えた生乳以外は,特に収穫のないとても残念な作品でした.あとはジェシカ・ラングの鬼演技ですか.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.

母親を亡くしたって事で,父親の妹の家に預けられたテレーズさん.そこには病弱なカミーユ君がいました.それゆえに母親のマダムは息子を溺愛しておりました・・・溺愛された息子が溺死するってなんかいい感じですね.って怒られらますかね,モラル警察から.それはともかく,成長したカミーユ君とテレーズさんは結婚します.テレーズさんの意思はまったく顧みられる事もなく.つまらない人生,倦む日々.しかし,そんな日常はカミーユ君が,旧友のローラン君を自宅に招いた事から激変します・・・

物語は残念なことに,ダークダックスがオーソドックスくらいに王道展開いたします.不倫だからこそ燃え上がる恋,障害がなくなり結婚したって破綻するのは,火を見るよりも明らか.70年代ならこの物語も通用したかもしれませんが,2013年にこれは厳しい.あと二捻りくらいはしないと・・・

前述したようにオルセンさんの生乳が一瞬だけ映ります.お見逃しなく!!
あと,ちゃんとドミノをプレイしている作品って本作が初めてかもしれません.ご存知ないかもしれませんが,ドミノって並べて倒す為の道具じゃないんですよ.ボードゲームなんですよ,いやマジで.