ころん3

残穢 住んではいけない部屋のころん3のレビュー・感想・評価

3.3
呪いの正体はコナンの犯人やないかい!
序盤に少しだけ出てくるもんですから、クソザコ幽霊かと思ったら終盤まで待って、ようやく活躍するニートみたいな呪いで草

話が終わりに向かっている佳境にコナンの犯人が物陰から「ヌッ」と出てくるから、びっくりしたし。
ネタバレになっちゃうけど、映画を見返して「呪いが伝播する」って展開が意外と中盤の前くらいから機能してるのがよかった。最初は気付かなかったけど、まさか心霊現象の話をしただけで呪われるとは……。
呪われる、って範囲が広すぎるッピ

この映画は女子大生の怪談とその調査から始まって「土地が呪われているじゃないか」って感じで話が進むんですけど、だんだん似たような話が芋づる式に出てきて、最初に呪われたであろう場所に行き着いてさらに調査って流れになるんですけど「これ以上は危険」と判断され、打ち切られるんですけど、まぁ案の定、呪いに取り憑かれて最後、呪いを調べていた人達が呪われる。って話なんですけど、
「話を聞いたら呪われる」までは解るんです。まさか「呪いとはまったく関係ない知人や家族」や「主な登場人物の関係者」にまで呪われるとは……。
最後のシーン、呪いとはまったく関係ない主人公の編集者の知人が呪われたんですよ。殺されたのかは描写がないのでなんとも言えませんが。

邦画のホラー映画の中で一番印象に残る作品であり、映画のタイトル通り「跡に残る穢れ」でした。
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