7~8年くらい前に、素敵なアンティークショップをされている知人から教えていただいて、Plethora Magazineと言うおそらくは世界で一番芸術性の高い雑誌（マガジンと付けてるのであくまで雑誌、無論その域を遥かに越えてますが）を購入させていただく機会がありました。
伝統継承の為にデンマーク政府が直接援助しているというヒンドゥー教寺院に代々伝わる印刷技術（三重重ね擦りの超難易度技術）を用いて構成された紙面は、見ているだけで惚れ惚れするものでした。
気に入って何号か購入させていただいてたのですが、そのうちのどれかの号でパタゴニア地方の先住民族,セルクナム族の写真が掲載されており、初めて彼らのことを知りました。
全裸で生活する彼らが自身を装う独特のボディペインティングは、どこか芸術性を感じるもので感動すら覚えました。
彼らが絶滅してしまった理由が、入植者が与えた洋服に付着していた病原菌だったというのは、なんとも皮肉なことです。
