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ヴィジットのsanchangのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィジット(2015年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

よくよく考えたら映画館でホラーを見るのは初めてかもしれない。嫁の出産の予定日の3日前の金曜深夜0時、状態としてまだ大丈夫だと判断し、嫁に許可ももらい、産まれたら見に行けなくなると思って、新宿に自転車を走らせた。
プロモーションでは、「これまで期待を裏切り続けてすいませんでした」というシャマラン本人が言ってんのか映画.comが勝手に言ってんのかわからんなかなか際どい宣伝文句が目を引き、けっこー楽しみにしていた。とは言えシャマランの映画は「ヴィレッジ」しか見ておらず、その時は面白かったのだが、シャマランの評判を聞くたびに、映画ファンの間では一種のネタになるくらいイロモノ扱いの評価をされている監督なのかー、俺はなるべく客観的に見ようと思って、本作に臨んだ。
結果的にはすげー面白かったし、驚くべきとこ、怖がるところでは漏れなくビクッとなった。30過ぎのおっさんが映画館で1人でビクッとなることの虚しさと言ったらないと思ったが、それを差し引いても、怖おもしれー!と思った。
ただ、主人公の姉弟がドキュメンタリー映画を作ると言ってカメラを回し続けるドキュメンタリー風の映像なのだが、それがどうも足かせになってるように感じた。なによりも、この期に及んでまだカメラを持ち続けるかお前は!とイライラさせられる場面が終盤にやってきてしまったので、その点に少し冷めてしまった。
がしかし、シャマランの映画って面白いなーと思ったし、まじで怖がらせられることなんてなかなかないので自分にとっては貴重な体験となった。ただ、シャマランがイロモノ扱いされてるのは、なんとなく分かった気がした。
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