埼玉県は秩父を舞台に「一匹の猫が住みつく、とある駅を利用する市井の人を描く」というテーマで、4人の新鋭映画監督が制作した短編オムニバス4編。
①『猫まんま』
監督:上田慎一郎
出演:三浦誠己、木南晴夏 他
②『ひかりと嘘のはなし』
監督:早坂亮輔
出演:柴田杏花、長谷川朝晴 他
③『一円の神様』
監督:浅沼直也
出演:山田キヌヲ、栞那、朝倉あき 他
④『ホテル菜の花』
監督:中泉裕矢
出演:山中崇、熊澤枝里子 他
夫婦漫才ネタのオープニングの①が巧みで、実にいい余韻と思ったら、あの『カメ止め』の監督で、お見事・・・この作品だけなら☆4。
ただし、①が良すぎて、②以降は設定も徐々に重めになり、テンションが下がって行ったのは否めず・・・③に至っては切ない話なんだけど、猫が効果的に絡まないので、その点では完全に消火不良。
④でやや持ち直すが、終わり良ければにならないのはもったいないかなぁ・・・思った程、猫が出て来ないし。
俳優陣では、木南晴夏が最も印象に残り・・・三浦誠己に山中崇、山田キヌヲに朝倉あきらも良かった。