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三日間のsonozyのレビュー・感想・評価

三日間(1992年製作の映画)
3.9
1991年 リトアニアのシャルナス・バルタス(Šarūnas Bartas)監督作。
こちらのシネフィルの方々の情報で知り、某Tubeにあったのを見てみました。
『パリ、18区、夜(クレール・ドニ)』で気になった陰のある眼ヂカラが魅力のエカテリーナ・ゴルベワが出てます。

冬の寂しい湖畔の古びた家に暮らす、年老いた父と、その子供たち。(イケメン息子2人と不思議ちゃんな妹)
ある日、息子二人は、列車で旅に出る。

二人が着いた土地の港の広場で見かけた家族らしい3人。
飲んだくれの父、支える母(なのか姉?)と娘(エカテリーナ・ゴルベワ)。

息子二人とその娘、3人の3日間のストーリー。

と、概略を書きましたが、登場人物の名前も、出自も、事情も、目的も、ストーリーも、エンディングの結論も...あらゆる事象の説明はなく、会話もほとんどなしなので、実は説明不能です。

唯一のメッセージ?
正体不明(おそらくアパートの管理人)の杖をつく男が、息子の一人に語る「すべてのものには始まりと終わりがある。だから、人生も始まりと同時に終わりなのだ。」的なお話。

いずれにせよ、鑑賞者に投げる(どう捉えようと自由。あなたの想像力で楽しんでね)系の監督と見ました。
個人的にはかなり好きです。笑
高画質版が見てみたいですが、どこかで見つかるでしょうか。。
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