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アルタード・ステーツ/未知への挑戦のtheocatsのレビュー・感想・評価

2.1
ネタバレ
B級アメリカンサイエンストリップコメディ

コメディではさすがにないのだが、ラストクライマックスエンディングには呆れ果てたほほ笑みとでもいえる心境になったので。笑


「人間の根源」を追い求めるインテリ科学者がアイソレーションタンク、メキシコのマジックマッシュルーム(正確には違うが、ダチュラ、ペヨーテ、アヤワスカその手のたぐいの幻覚性物質)などで自身に対する人体実験を突き詰め、ついには「肉体的原始人」に退行してしまったが、狂暴なサル人間への退行を引き留めるのが「人間愛の力」だったという物語。

40年前の1980年作ということで特撮技術、特殊メイクが拙く、その場面になると思いっきりコラージュシュールアートといった趣になり驚異恐怖より間抜け感が否めない(仕方ないことだけれど・・)。

しかし、シナリオコンセプトそのものは大変興味深く、原始人間退行は無しとしても考察するに値するとは感じた。

多分同コンセプトによるリメイクもあるに違いないが、現代の特殊技術を用い、真剣な作り込みをしたら面白くなるかもしれないと思った次第。

総評二つ星

002007
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