80年代ロックミュージックに乗せてリズミカルにカーアクションを魅せる青春ファンキーストーリー。
音楽へのリスペクトが素晴らしい。
最近なかなかいい映画に出会えなくて、心が疲れて感動できなくなってるのかと思ってたけど、そんなことなかった。
良い作品はいつ見てもいい。
初っ端からノリノリで、スマホの小さな画面で見てても周りが目に入らなくなるくらい意識持ってかれてトリップできた。
爆音映画祭に選ばれたのも納得だし、劇場で見たかったなぁ。
始まりから、ちょっとワルの気分になれる途中の盛り上がり、追い詰められた決断からの逃走、悪役もボスもジョーもデボラも、終わり方からラストソングまで本当に最高だった！
映画って、こうゆうものであって欲しい。
夢と希望と愛と青春を見せて欲しい。
その人のその先の幸せな人生を願いたくなるような、愛されるキャラクターを描いて欲しい。
助けてくれた彼はかわいそうだったけど、巻き込んだのも彼だから仕方ないよね。
幼い頃のトラウマ、不幸な生い立ち、厳しい現実、守りたい家族、与えられた才能…
この設定ってスーパーヒーローみたいだよね？
全てを受け止めてくれるリリージェームズも、絵に描いたような真っ直ぐなヒロインだった。
現実的に考えると、お金も地位も名誉もないアメリカの若者の未来は結構厳しい気がするんだけど、それでも希望に溢れていて欲しい。
そこにはきっと、いつもそばに音楽があって欲しい。
