このレビューはネタバレを含みます
バービー達の極端な程のピンク世界観とケン達の極端な程のマッチョイズムが融合したとんでもない世界観のビジュアルが馬鹿馬鹿しくて好き
シム・リウのケンが思ってた以上に出番も台詞も少なくてストーリーに関わってこないキャラだったけどそんな役でも表情と動きで存在感発揮しまくってて面白かった
バービーもケンもどっちの社会も思想が均一化され過ぎててすごいディストピア感
バービー達(女社会)にもケン達(男社会)にも馴染めずに両者の顔色を伺いながら最後まで流されるしかなかったアラン(マイノリティ)の扱いは嫌なリアリティがある
終盤かなり展開が雑になってしまったのが残念…
でも大統領になるべく作られたバービーが大統領に返り咲いてこれからは新しい時代!って言う薄っぺらさは
これも現実社会への皮肉なのかもと思えば嫌いじゃないかも