昨年ぐらいに、ウチの近所の映画館でやっていて、見ようか…迷った映画。。。
(その映画館は、今春なくなったが…)
物語は…
警察や政府に、目の仇にされている民衆詩人(歌手)のカンブレが、ムンバイの街で、公演中に、ある歌を歌ったことによって、自殺幇助の容疑で逮捕され、不当に身柄を拘束され、裁判にかけられる…
そんなありさまが描かれています…
カメラワークが、凄く変わっていて…
初っ端は、カンブレを撮ってるんですが…
カンブレが歩いている姿が映る前からの景色…
でカンブレの姿…(カンブレ登場)
そしてカンブレが去ったとこ…
このカメラワークで まぢまぢと
インドのムンバイの街並みをワタシ達見れるしくみになっているんです…
で
この裁判に関わる人…
弁護士
検事
裁判官のプライベートな生活も撮ってあるんです…
裁判自体は、確かに 不当な裁判である様に思われるんですが…
映画を見ていると、何よりも興味深いのは、生活レベルの違い…みたいなんが、わかる…って事。。。
この映画…
全世界に向けて インドって こんな国なんだ!!…って 事を発信している様に思えて仕方ありません。。。
政府に対して、一度政治的に反逆行為があるとみなされると、度々、拘留され、裁判にかけられる…
以前、アスガル ファーディ監督の『別離』を見た時も、イランって国の独特なお国事情と裁判を始めて 映画で 知ったが…
今回のインドの裁判も こんな感じで行われるのか…って 改めて思った!!
裁判の結果は、結構、単純な証言で
右往左往する感じで…
証拠集めよりも 証言重視みたいな方向性を感じてしまいました。。。
いずれにせよ、政府を批判する思想を助長するものはNo!って 感じ…
さしずめ、
弁護士の彼は、両親が金持ちぽくて
生活もかなり、ゆとりがある感じで、住まいもリッチな感じ…
検事の彼女は、弁護士よりも狭いアパートに住み、仕事、家事、子育てに余念なく、今より高収入なのか、裁判官になりたがっていた…
裁判官の彼は、変な占いをまぢ顔で信じて、人に勧めていたが、IT企業に勤める高収入な人を妙に羨ましがっていた…
また、亡くなった下水清掃人の妻は、貧しそうな長屋に住み、弁護士に仕事の斡旋を頼んでいた…
裁判の内容とは関係ないが、インドの
庶民事情が垣間見れる映画🎬