まずはデュマ小説「椿姫」の何たるかをざっくりとか原作に忠実かは分からないにしても知りえたことに感謝。
映画としては淡々とし過ぎ、ダイナミックさに欠けるちんまりまとまった感の小粒映画だったが、それゆえもしかしたら原作を忠実にトレースしてくれているのでは? というポジティブな印象も受けた。
※視聴後にディスク特典解説でテレビ映画であると知る。
ヒロインがソフィーマルソー的美人ながら、今まで見たことがない顔だちであったが、これまた解説でブラジル女優と知る。
「奔放に生きる高級娼婦」と「真面目な上流(中流?)階級青年」の許されざる悲恋物語は、終盤にかけてちょっとだけ胸をざわめかせるものはあった。