snow

22年目の記憶のsnowのレビュー・感想・評価

22年目の記憶(2014年製作の映画)
3.8
シルミド観て
さらにソル・ギョング(ソングン)
韓国元祖カメレオン俳優感さすがだった↗️

22年間、金日成を演じ続け、その人に成り切ってしまった男という奇抜なストーリー

シルミドでは1968年に南北互いの大統領暗殺な背景が、
本作1972年は"南北共同声明発表"
により
初会談に備えたリハーサルで金日成役オーディション設定とか実話とは言ってなくても、あってもおかしくなかったのかも???

KCIAこと韓国中央情報部は、北朝鮮の金日成を完璧に演じることのできる代役を探すことを決定、
冴えない俳優ソングンは、劇団の『リア王』公演で、リア王を代役で演じるチャンスを得るもセリフ飛んでしまい
息子テシクにがっかりされてしまう。

その公演後、ある役のオーディションオファー→合格したことからのお話
オーディション中拷問にあったり耐え抜き
口外絶対禁止などの背景があとから効いてくる。初の南北首脳会談に備えてのリハーサルのため、北朝鮮の最高指導者・金日成の代役オーディションだった。

互いのトップを暗殺計画しあう国同士の
お初の会談控え、
似てる必要ある?とか突っ込みポイントありすぎながら、拷問までされたオーディションKCIA、ソウル大教授演出、脚本家までいるわでソングンがかなりまじめに金日成になりきってしまう。

一旦リハーサル中止になり
時は過ぎ....
金日成演じたままのただの風変わりおじさんなソングン
そのせいで息子にも縁切られていた。
マルチ商法したり、女関係だらしない生活していた息子テシク(パク・ヘイル)は借金返済のため仕方なくソングンと再会し家売却のため実印探すために暫くいっしょに過ごすが相変わらずの金日成ぶり。

突然、
22年ぶりのKCIAからのリハーサルオファーが再びきて、極秘案件なのにテシクを同席させてほしいとお願いし、テシクも見守る中会談リハーサル
成りきりすぎて台本まる無視で
突然昔しくじった「リア王」セリフをすらすら話し出す。

おかしくなったみたいだったソングンは
ほんとにずっと保留になっていた金日成役を演じていたのかと思える後半
その後病気悪化しソングン亡くなり
テシクも改心し、ひどい仕打ちをした彼女を探し会いに行く。

あまりわかってない'南北問題'系ながら
北はヤバいはスタンダード?で驚かないけど
1970前後時点は南もまあまあヤバかったのかなと...クセあるけど良かった。
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