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レディ・バードのSpicaのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.8
『フランシス・ハ』のグレタが監督を務めた作品。

冒頭ではちょっと尖った青春ものかと思って見始めたけれど、後半からの追い上げが凄かった。彼女の精神的な幼さから大人への一歩の描き方が痛々しくもリアルでひしひしと伝わってくる。彼女の中に残る寂しさ、子供っぽさ、そして繊細さにぐぐっと気持ちを持っていかれた。
親や友達との気持ちのすれ違い、恋と背伸びと独り合点、様々な分かれ道を経て選んだ道を人は進むしかない。
彼女の年頃の1日はなんて貴重で長いんだろう。時間は巻き戻せないからこそ大切で愛しい。

『ブックスマート』の彼女が親友役で出ていてテンション上がりました。
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