コスティは6才の息子と妻とルーマニアのブカレストで慎ましい生活を送っている。ある晩、近所の男アドリアンが800ユーロを貸してほしいと訪ねてきた。そのお金で金属探知機を借り、曾祖父が共産党台頭前に庭に埋めた宝を探したいというのだ。アドリアンは失業中のうえに、借金がかさみ、この宝探しに掛けていた。コスティはうさんくさいと思いながらも、見つけた宝の半分を渡すと言われ、半信半疑で協力をすることに。金属探知機の怪しい業者も加わり、おじさん3人による宝探しが始まった。しかし、業者は遅れてきたうえに、最新の探知機の使い方が分からず、コスティに教えてもらう始末、旧式の探知機は、あらゆる金属に反応してしまい、ウィーン、ウィーンと大きな音をたてる。そう簡単にはいかない宝探しに、果たして彼らは何かを見つけることができるのか?
1986年。NY で貿易商を営む英国人のローリーは、米国人の妻アリソンと、息子と娘の四人で幸せに暮らしていた。満ち足 りた生活を送っているように思えたが、大金を稼ぐ夢を追って、好景気に沸く…
>>続きを読む雪で覆われた青森の山々。毎晩、魚屋の父は街の市場に出かけてゆく。父の出がけに目を覚ました6 歳の息子は、そのあと眠ることが出来ない。皆が寝静まる家の中、少年は絵を描き、それをランドセルにし…
>>続きを読む時は 1950 年代。 かつては安息の地と呼ばれ、息を呑むような美しさを 誇った栗の森に囲まれた、イタリアとユーロスラビアの国境地帯にある小さな村。 第二次世界大戦終結後、長引く政情不安か…
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