2024.01.24 配信で視聴
あれだけヤられたら、高次脳機能障害で指どころか四股にマヒ残って発話も絶対無理だろ……と思ったが、物語の緩急のつけ具合と役者陣の巧さとバリエーション豊かなアクションシーンに眩惑されて、高評価つけるしかなくなった。影の功績者はカメラと編集。編集なんか特に画角チョイスのセンス要るよね、しかも時間との闘い！ お見それしました。
はじめの港湾での捕り物シーンを、密輸業者たちの集まりにフォークリフトで突っ込んでいくという安手のアクションにしなかったのもいい。もしそれをされてたら、「どこにでもある大味なアクション映画」と断定して、観るのをやめてたとこでした。
また、せんだみつお・ムロツヨシ・月亭方正系列の顔面の方々が脇にいらっしゃったので、親近感を持って観ることができました。
ただ、主演であるファン・ジョンミン氏の出演作を『国際市場で逢いましょう』しか観たことなくて、家族を背負って頑張る優しい兄ちゃんのイメージでいたから、最初は「なんでこんなチンピラ刑事役やってるの？」とびっくりしました。しかしどうやらファン・ジョンミン氏、チンピラっぽい役のほうがキャリアとしては多いようです。知らんかった。役者ってすごい。
