アフガニスタンでの孤立した基地での戦いを描いた「アウトポスト」のリアル版ドキュメンタリー映画。映画の舞台は「ローン・サバイバー」でも舞台になった場所だそうです。
作品解説によると、Part2は、Part1で未使用の映像を再構成したものだとか。
なぜそんな中でPart2が作られたのかというと、Part1を撮影した2人のうち、ティム・ヘザリントンがPart1撮影後にリビアで死亡したため。
続編を作ろうと約束していたセバスチャン・ユンガーは、残った映像でPart2を作ったそうです。
リビアといえば「13時間 ベンガジの秘密の兵士」の舞台でしたが、やはり内戦は危険ですね。
さて、そういういきさつもあり、Part2はPart1で描かれなかった部隊のメンバー間の結束を中心に描かれます。
これはこれで大変興味深い内容なのですが、インタビューの後半は「家族よりも仲間が大事」、「できれば仲間たちと現場に戻りたい」、「戦場のアドレナリンの感覚が忘れられない」など、戦争の別の側面が見えてきます。
戦いを語るインタビュー映像に映る彼らの目はどこか恍惚としているようにも見え、戦争の本当の怖さが見えてきます。
Part2は兵士にフォーカスしていますが、Part1は主に戦いの記録。Part2に興味が持てたら、観る価値はあると思います。配信がありませんが、ツタヤなどでレンタルできます。