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スティーヴン・キング ビッグ・ドライバーのAQUAのレビュー・感想・評価

3.5
スティーブン・キング原作の小説映画化。

これぞスティーブン・キングって感じの内容でした、というのも主人公は小説家(ミザリーっぽい)、とある講演を頼まれ終わった帰り道、教えられた近道を通って帰宅途中でタイヤがパンク、困っているところへ大柄の男が現れて親切にタイヤ交換をしてくれるとおもいきや、男が乗ってきたトラックの荷台に釘をさした木片のトラップを見つけてしまう主人公、そこから男は急変し女性を襲いレイプした末に裏の下水管に遺棄する。
奇跡的に生きていた女性は他の死屍が残された下水管から抜け出し、なんとか帰宅するも復讐を考えはじめ・・・というお話。

主人公の思考回路が妄想を抱えた小説家であり、推理や考えの度に主人公が頭の中で作り出した小説の主人公「編み物会」の名探偵のおばあちゃん達との会話により成り立っているのがそもそもスティーブン・キングらしくって個人的にすごい気に入りました、話の展開としても「えぇ!そんな無茶する?」っていう箇所はありますがある意味正解を引いているあたりが冷静に分析能力に長けた職業病だからことなのかなって思いましたね、
でも逆にまったく推理が検討違いでさらに主人公にとって悪い流れに話が進んでいくっていうのもちょっと見たいかな

カーナビも今の時代ならAIも当たり前みたいな世界だから、作品の妄想のように適格に同等に搭乗者に寄り添って意見をしてくれる事も不可能ではない時代がもうすぐ来るんじゃないかなって思います
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