マツモトタクシー

創造と神秘のサグラダ・ファミリアのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

3.6
ステファン・ハウプト監督作品


サグラダ・ファミリア訳すと聖家族教会だとか⛪
スペインの至宝アントニ・ガウディによって初代の設計士が降りた後2代目として着任、新たに設計され建築され始め未だに未完成な巨体建造物の教会🇪🇸

日本人なので施工完成日とか算出しないのかな❓と思っていました😅
今回はガウディの生い立ちからこの教会の建設、資金難や戦争による度重なる中止などを経て今までに至る経緯を解説するドキュメンタリー


自身が亡くなってもまだ完成してない巨大な作品である建築物😮
物凄く壮大な話で、またそれを後世に引き継いでもらう為に晩年はその道標となる設計図や模型も残していたそう
ガウディの器の大きさに感嘆☺️

残念ながらスペインの内線で道標となるものは殆んど破壊されてしまったとか。。
やはり戦争という行為は愚かです💢😠

なのでガウディが思い描いていたものとは全く一緒ではないようですが出来るだけ彼の意向、意思に添うように再現していっているようですが時には担当した部分を受け持った彫刻家やアーティストが批判されたりすることも。。😅

第1、2次世界対戦をも乗り越えて来ているのも凄いですね
このドキュメンタリーの頃は地下鉄を通すかで揉めていました🚇
その時々でトラブルも変わります😅

慢性的な資金難は観光地化される事で解消されたようです😀

メインでインタビューに登場する石の彫刻家が日本人の方で外尾悦郎さん
世界を放浪している時にサグラダに出合い感銘を受けて仏教から改宗してガウディの思いに近付きたい一身で石を彫っているとか。。
彼は赤ん坊のキリストとそれを見守る天使達の石像のパートを完成させたとか☺️


京都は東本願寺が平成の大工事で本堂を数年掛かって改修工事していた
奈良の東大寺も何十年か前に改修された

話は少し逸れるかもしれないが宮大工達はその後、百年或いは二百年後に行われるであろう未来の改修の時の宮大工達に向けて作っているんだという
要は未来の職人達が過去の仕事を見て昔の職人もいい仕事していたんだなと伝える為にやっている部分もあるんだとか😮
何てスケールの大きい所で勝負しているんだと感心した事があった☺️

今回もそれに近い気持ちになった
ガウディって凄い発想力だなと今の建築家や彫刻家、職人達に思われ彼の意思を引き継ぎ完成させようとしているのも凄いし、現在の人達にもそう思わせる人間力と才能がガウディに備わっていて敬意を感じる

ラスト近く教会の内部が写る
自然界の絶景には到底敵わないとよく聞くが人工物で1番絶景に近付いた空間なのかも知れない💒


「神は急いでおられない。焦らなくていい」といっていたが。。
遂に2026年にはいよいよ完成予定☺️