観てからちょっと時間が経っているので何でこれを観ようと思ったのか予告編を見て思い出しました。予告編の冒頭でアジア系の女子がパッと出てきてこの人が主要人物の１人なのかなと思ったのでした。実際は全然主要キャラではなかったのですが元在米アジア人としてアジア系アメリカ人が出演している作品には自然と惹かれます。逆を言うと日本在住の外国出身の人が出てる作品にも惹かれます。
勘違いから観た作品でしたが意外と面白かったです。ニュージーランド出身の漫画家/美大教師の主人公ウィルが浮気した妻と離婚をした後にモラトリアムな生活を送っている中に美大生徒の母親と出会って恋に落ちるが双子の娘への責任もあるし、てんやわんや状態になってしまう、みたいな。家族と恋愛の間で再生していくありがちなストーリーだけどウィル役のジェマイン・クレメントが非常に独特で良かったです。マッチョでもないけど完全にナードでもないニュージーランダーならではのゆったりさというか非常に困難な時期を過ごしているはずなのになんだか滑稽に見えてしまう感じでした。凄い名作とは言えないけど結構楽しめました。
余談ですがウィルが先生をしている学校はSVA(School of Visual Arts)という美大で結構全国的にも有名な学校です。実は僕も入学を試みたのですが書類提出の期限を誤解していて全然不本意な作品のスライドを提出をして案の定落とされました。まあ別な学校に受かったので浪人にはならずにすみましたがたまに自分がもしSVAに行ってたら今どうなってたかなとか考えたりします。
