簡単にいうと音痴な女性マダムフローレンスがカーネギーホールで歌うという夢を叶える話。
夫の献身的な支えや、雇ったピアニストが自身の経歴に傷が付くことを恐れつつもやはり彼女を支える。マダムフローレンスの人望もなかなかに厚いものがある。
特に夫は普通に不倫をしてはいるが心の底から妻を愛していることが伝わる。このポイントが面白いように感じた。クズ設定かと思いきやそうではないといったところ。
もちろん音痴な人がステージに立つことは難しい。そして音痴でステージに立つことは心無い野次や新聞の酷評にも晒される。夫は全て金で解決する。ここは賛否両論なのかもしれないけども、じゃあこの人が金持ちでなければこのカーネギーホールで歌うという夢は叶えられただろうか？勿論、カーネギーホールで歌うというのは彼女の努力もあるとは思うけども夢は金で買えるという側面もあるのかなと感じたり
