菩薩

ジョギング渡り鳥の菩薩のレビュー・感想・評価

ジョギング渡り鳥(2015年製作の映画)
1.5
フリーもインプロも本来は好きなわけで、この作品も意味の分からなさの中に面白味ないし愛着を見い出すべき作品なんだろうけど、この段取りスト無き渋さ知らズ的な素人演劇作品…。ゴダール、リヴェット的な雰囲気の中で何かを掴み取る事は出来なかったし、『退屈な日々にさようならを』が払拭してくれたワークショップ作品に対する苦手意識が蘇る最悪な結果に…。単純に俺は他人に対して感心が無いんだなぁと思ったし、やっぱり無責任に他人に丸投げをしてしまう作品は嫌いなんだと思う。そもそもこれは果たして他人に観せるのを意識して作られた作品なのか?ってのが常に頭にあったせいで、なんとか意味を見出そうとか、ストーリーを追おうとか、無意識に体がそういう観方を探してしまっているのに気付いてしまったのが辛い…これは完全に自分のせいだと思う。この映画は何しろ自由なのだから、自分も自由に観るべきだったと完全に反省しているし、この作品を楽しめなかった事が残念でたまらない、後悔すらしている。ただやっぱり…長い…辛い…ケツが痛い…ってだけじゃなく、脈絡のなさに飽きてしまった。そう、途中で飽きてしまったのが完全に敗因、最初はそれなりにワクワクしたのだ…。と、もう言い訳は止めにする、俺には合わなかった、ただそれだけである、残念無念、もう観れない…。
菩薩

菩薩