映画としてのクオリティは激低。タイトルだけでほぼ映画としての役割を果たしてる作品。
概ね予想した展開で進むんですが、たまにひねくれた演出があるのは監督の個性でしょうね。
オープニングのイラストや音楽は雰囲気が良くて結構期待させてくれます。
全般的にグダグダでOPとのギャップがすごく残念。
少年となまはげの交流や深まり具合もちゃんと描けてないので、成長物語としての実感もいまひとつ。
前述のひねくれ展開の滑った空気のインディーズ映画らしさが楽しめれば勝ち？でしょうかね。
楽しんで制作しているからなのか、出来は悪いのに最後まで観てしまう変なパワーがあります。
役者さんたちの微妙な演技もなんか観てしまう要因の一つなんですよねぇ。
不思議ゴリ押しパワーのままラストまで連れて行かれます。
爽やかなエンディングは雰囲気イケメンならぬ雰囲気映画の極み。
終わりよければすべてよし、立つ鳥跡を濁さず。そんな映画。
